2012年12月20日木曜日

1/26公開研究会「スペイン15M:経済危機の下で『怒れる者たち』が創る市民運動」

社会運動ユニオニズム研究会では、直接行動が社会を変えるとの視点からウォール街占拠(OWS)運動や脱原発運動を取り上げて議論してきました。今回はOWS運動に大きな影響を与えたスペインの15M運動を取り上げます。日本でも総選挙の結果、小選挙区制を基礎とした間接民主主義が極端な結果をもたらし、多様な民意とのズレが明らかになった今、社会運動の再構築が問われています。まずはスペインの運動実践から学びたいと思います。

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30回社会運動ユニオニズム研究会
日 時:2013126日(土)13301730
場 所:NPO法人東京労働安全衛生センター会議室
    江東区亀戸7-10-1 Zビル4F(亀戸駅下車7分) 
テーマ:スペイン15M:経済危機の下で「怒れる者たち」が創る市民運動
ゲスト:工藤律子さん(ジャーナリスト)
共 催:一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
    明治大学労働教育メディア研究センター
    Labor Now

参加申込み:資料準備の都合上、1月23日までに研究会事務局・高須宛にご一報下さい。
b071429k(a)r.hit-u.ac.jp
(a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

当日は研究会の様子をUstreamで中継し、アーカイブス(録画)を残す予定です。
http://www.ustream.tv/channel/labor-now-tv


2011515日(15 de mayo15M)、スペインで新たな市民運動が生まれた。「ウォール・ストリートを占拠せよ」に先立つ、先進国発の広場とネットを駆使した市民運動「15(キンセ・エメ)」だ。15Mは、深刻な経済危機に喘ぐスペインの人々の「怒り」と「創造力」、そして「歴史的伝統」に基づいて動き出し、発展している。

スペインでは201210月末、失業率が25.02%に達し、失業者数は577万人以上となった。約173万世帯で、労働力世代の家族全員が失業しているという。この事態を前に、首都マドリードだけでもいまや、毎日平均8つのデモが行われるほど、市民は憤慨している。

この経済危機の主な原因は何か? 危機に対して、政府はどんな政策をとったのか? 事態を前に市民はどんな暮らしを迫られ、どんな思いを抱えているのか? そんななか生まれた市民運動が目指すものは? またその問題点は? 

工藤律子さんに、20125月の取材とその後の情報に基づき、15Mの背景と実像を、統
計資料、写真、映像を交えて報告いただく。

(プロフィール) 工藤律子(くどう・りつこ)さん
ジャーナリスト。1963年大阪府生まれ。東京外国語大学地域研究研究科修士課程在籍中より、メキシコの貧困層の生活改善運動(都市大衆運動)を研究するかたわら、フリーのジャーナリストとして取材活動を始める。社会・市民運動関係では、メキシコのサパティスタ運動、「Yo soy 132運動」、「正義と尊厳ある平和運動」、フィリピンの政治的殺害・誘拐の停止と真相究明運動、スペインの「15M」運動などを取材。

著書に「仲間と誇りと夢と」(JULA出版局)、「ストリートチルドレン」(岩波ジュニア新書)、「ドン・キホーテの道」(論創社)、「フィリピン・私の家族は国家に殺された」(長崎出版)などがある。NGO「ストリートチルドレンを考える会」共同代表。

2012年12月6日木曜日

1/19公開研究会「現代中国の労働運動 その実像、虚像と将来像」


29回 社会運動ユニオニズム研究会

日 時 2013119() 14:00-18:00
場 所 明治大学駿河台キャンパス・リバティターワー8階1085教室
テーマ 現代中国の労働運動 その実像、虚像と将来像
ゲスト エレン・デービッド・フリードマンさん(中国広州・中山大学客員研究員)
通 訳  松元 千枝さん (レイバーネット日本 国際部長)
共 催  一橋大学フェアレイバー研究教育センター
     明治大学労働教育メディア研究センター
     Labor Now
参加申込み:資料準備の都合上、16日までに研究会事務局・高須宛にご一報下さい。
b071429k(a)r.hit-u.ac.jp
(a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

現代の中国は共産党の一党独裁を維持したまま急激な工業化、経済の開放、都市化の過程にあり、巨大な転換期にある。公認の労働組合である中華全国総工会は21世紀に入って農民工を組織化し始めたため組織率は上昇しているものの、労働者の権利を守るという労働組合としての機能を果たしておらず、その正統性の危機に直面している。労働者の権利を求める声と運動は山猫のストライキ、デモなどの形態で噴出しており、草の根の労働者運動は激動している。

この中国労働運動に注目して2000年から中国に渡っているアメリカの労働運動活動家を講師に招き、中国労働運動の現状と将来、その担い手である中華全国総工会と草の根の労働団体について聞く。さらに、新たに設立された中山大学・国際共同労働研究センターの取り組みについて報告してもらう。


なお、フリードマン氏は、以下に案内する法政大学大原社会問題研究所主催の「国際交流講演会」でも講演をします。

法政大学大原社会問題研究所国際交流講演会
日 時:2013115日(火)14:00-17:00
場 所:法政大学市ヶ谷キャンパス ボワソナードタワー 19階D会議室
講演者:エレン・デービッド・フリードマンさん(中国広州・中山大学客員研究員)
テーマ:中国の2つの「労働者階級」の収斂と抗議行動
通 訳:鈴木 玲さん(法政大学大原社会問題研究所教授)

中国の国営企業では、正規労働者の間での雇用劣化、および雇用の非正規化が進んでいる。国営企業で雇用劣化・非正規化によって形成された「労働者階級」は、農民工から構成されるもう一つの「労働者階級」と労働条件、社会保障の面で劣悪な水準に収斂している。同時に、これらの2つの労働者階級は山猫ストなどにより経営者に対する抗議行動を強めている。この講演は、収斂および抗議行動の動向およびその背景にある構造的失業についても触れる。

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(プロフィール)エレン・デービッド・フリードマン(Ellen David Friedman)

ハーバード大学で人類学と政治学を学び、1974年卒業。バーモント州で地域運動に従事した後、80年代にはUE(全米電機ラジオ機械工労組)AFSCME(アメリリカ州郡自治体従業員組合連合)のオルグに従事する。その後20年にわたりバーモント州のNEA(全米教育連盟)の組織教育局長として働きながら、地域での生活賃金運動、ワーカーセンター、バーモント州進歩党などの活動に携わる。2000年から中国を訪問し、中国労働運動との関係を築く。2006年春から広州市の中山大学社会事業学部の客員研究員となり、毎年一学期ずつ
社会事業の授業を受け持ち、次第にテーマを労働研究に移行してきた。2009年にはケイティー・クワン(UCBerkeley)などと共に中山大学に国際共同労働研究センター(International Joint Center forLabor Research at Sun Yat Sen University) を設立した。

現在は同センターを中心に活動し、中国とアメリカ、中国とドイツなどとの間の労働者、研究者、学生、ジャーナリストなどの相互訪問、交流、共同研究などに主に取り組んでいる。

2012年11月27日火曜日

12/8公開研究会「韓国の民主化と在日韓国人元良心囚の再審裁判の現状と課題」


28回社会運動ユニオニズム研究会
日 時:2012128日(土)13:30  17:00
場 所:法政大学市ヶ谷校舎80年館7階角会議室(図書館のある建物)
共 催:法政大学大原社会問題研究所
    一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
    明治大学労働教育メディア研究センター
    Labor Now
テーマ:韓国の民主化と在日韓国人元良心囚の再審裁判の現状と課題
報 告:金元重さん(千葉商科大学教員、Labor Now会員)
参加申込み:資料準備の都合上、125日までに研究会事務局・高須宛にご一報下さい。
b071429k(a)r.hit-u.ac.jp
(a)を半角の@に置き換えて送信下さい。
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金元重さんは1975年、韓国ソウル大大学院に母国留学中に、「留学生学園浸透スパイ団事件」の一人として中央情報部によって拘束され、起訴されて懲役7年の有罪判決を受け大田刑務所で服役、198212月刑期を終え出所しました。事件から36年後の20114月再審申請をし、今年(2012年)329日ソウル高等法院で再審無罪判決を受けました。
今回の研究会では、1970年代朴正煕(パクチョンヒ)政権の維新体制期に生じた在日韓国人留学生スパイ事件の背景や経緯、裁判と獄中での生活、今回再審を受けるようになった金元重さんの体験を語ってもらうと同時に、2000年代に入って韓国で急速に進んだ「過去の出来事の真実究明と清算・和解」をめぐる一連の民主化の動きについて報告してもらいます。ご関心ある方のご参加を呼びかけます。
参考文献:木村貢「韓国『民主化』のなかの在日韓国人:スパイ捏造事件-四半世紀のときを超えて」『世界』201210月号。


2012年9月7日金曜日

アクティビストのための英語講座(English for Activists)のご案内


アメリカの民衆教育者マット・ノイズさんは、ニューヨークで移民労働者のための英
語教育に携わってきました。そのノイズさんが、8年前から東京ではじめた英語講座は、
初級者から上級者までみんなで楽しみながら、使える英語が身につく英語学習のコミュ
ニティとして多くの参加者から好評を頂いてきました。

さて、今期の講座は10月から12月まで毎週火曜日に開講します。アメリカの社会運動
の紹介とともに参加者のアクティビズムについてのディスカッションなどもおこなっ
ていきたいと考えています。ゲームなどを取り入れ楽しく学びます。

さまざまな社会運動に携わっている皆さんが、お互いに刺激しあいながら、英語によ
るコミュニケーションを学んでいく場として、この講座への多くの皆さんの参加をお
待ちしています。

○ 目 的

社会運動・労働運動の関わる様々人々が英語によるコミュニケーションをはかってい
くために必要な英語力を身につける

○ 対 象

コミュニケーションの手段としての英語の習得を目指す人
英語力のレベルは問いません

○ 場 所

地下鉄四谷三丁目駅周辺(参加申込みの方に追ってご連絡いたします)

○ 日 時

以下の毎週火曜日の19時から21時(12回)

10月2日、9日、16日、23日、30日
11月6日、13日、20日、27日
12月4日、11日、18日

○ 会場:四谷三丁目周辺の会場を予定(受講者には事前にご案内します)

○ 参加費:一括または毎回払い

      一括 LaborNow会員 14,400(1200円×12回)
         非会員 18.000円(1500円×12回)
      毎回払い 2,000円(1回分)

一括納入された方で欠席が多かった方は、一定回数分は次期の講座に繰り越せるよう
にする予定です。

○ 主 催:Labor Now http://www.jca.apc.org/labornow/

○ 講 師 マット・ノイズ(Matt Noyes)さん
     (労働教育・民衆教育者、明治大学経営学部特任講師)

▽ 組合民主主義協会(Association for Union Democracy)のホームページ担当

▽ ニューヨーク市立大学およびConsortium for Worker EducationでのESL教授経
験10年以上

○ 申し込み

下記申込書の記入の上、9月25日までに、EFA事務局までご送付下さい。受付後、担当
者からご返信します。

english4activists(a)gmail.com 
(a)を@に置き換えてご送付ください。

○ 講座運営について

会場、受講上の注意については、申込書を受領後、開講日前に、ご案内します。

本講座は、受講生の自主的な参加によって運営します。運営上の事務もボランティア
で行います。営利目的の英会話学校とは違いますので、その点をご了解の上、ご参加
ください。

○ Labor Nowのウェブサイト http://www.jca.apc.org/labornow/
  Labor Nowのブログ http://labornow.blogspot.com/

以 上

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送付先 
english4activists(a)gmail.com  (a)を@に置き換えてご送付ください。


アクティビストのための英語講座参加申込書

氏 名

住 所

電話番号

Eメールアドレス

参加費支払い 一括 or 毎回支払い
      (Labor Now会員 会員・非会員・加入希望)

**********
※ 初めての方は、講座内容の企画を立てるのに役立てますので、以下のアンケートへ
の記入にご協力下さい。

お仕事は何ですか?

どんな活動をされていますか?

英語を何に使っていますか?(使いますか?)

今後、どういう方面で英語を使いたいですか?
 例:Eメール、国際交流・会議、文献読み、旅行

これまで学校教育以外でどんな英語の勉強をしましたか、していますか?

その他、英語学習について、教育活動についてのご意見、要望など自由にお書き下さ
い。

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Labor Nowとは・・・
2007年7月10日、国際労働研究センター運営委員ら15名の発起人により、会員組織
「Labor Now」を設立しました。

国際労働研究センターが担ってきた国際連帯や交流活動を継承しつつ、参加型の労働
教育やレイバーメディアの領域で活動を進めています。労働運動や社会運動、メ
ディア、教育などの様々な分野で活動されているみなさんや、一橋大学大学院社会学
研究科フェアレイバー研究教育センターや明治大学労働教育メディア研究センタ
ー、カリフォルニア大学ロサンゼルス校労働研究教育センターと連携・協力しながら、
草の根の組織としての特徴を活かして活動を進めています。

Labor Nowにつきましては以下のサイトをご覧下さい。


2012年8月15日水曜日

労働契約法(有期労働契約)改定に関する論文紹介

8月初めに労働契約法改定法案が成立しました。有期労働契約をめぐる改定でしたが、様々な問題点を含んでいます。法案成立前に、社会運動ユニオニズム研究会で報告いただいた内容を『労働法律旬報』に掲載しました。以下からダウンロードできます。

田端博邦「有期雇用の法制をどう考えるか:EU、独、仏との比較で」〔『労働法律旬報』1770号(2012年6月25日発行)掲載〕


宮里邦雄「有期労働契約の法規制:有期労働契約に関する労働契約法改正について」〔『労働法律旬報』1768号(2012年5月25日発行)掲載〕

脱原発プロジェクト〜『労働法律旬報』にインタビュー記録を掲載しました。

『労働法律旬報』に「脱原発プロジェクト」で行ったインタビュー記録を掲載しました。以下からPDFファイルをダウンロードできます。

Labor Now脱原発ビデオ・プロジェクト「福島原発震災と教職員組合の取り組み:鈴木浩行さん(福島県教職員組合郡山支部書記長)に聞く」〔『労働法律旬報』1764号(2012年3月25日発行)掲載〕

Labor Now脱原発ビデオ・プロジェクト福島原発震災と反原発運動の46年:石丸小四郎さん(双葉地方原発反対同盟代表)に聞く『労働法律旬報』1754号(2011年10月25日発行)掲載〕

ウォール街占拠運動について書きました

ウォール街占拠運動について、『労働法律旬報』に書きました。以下からダウンロードできます。


青野恵美子・高須裕彦「ウォール街占拠運動:新しい社会運動の可能性(上)」〔『労働法律旬報』1772号(2012年7月25日発行)掲載〕

青野恵美子・高須裕彦「ウォール街占拠運動:新しい社会運動の可能性(下)」〔『労働法律旬報』1774号(2012年8月25日発行)掲載〕

2012年8月2日木曜日

社会運動ユニオニズム研究会: 直接行動で社会を変える−−ウォール街占拠運動から日本の脱原発運動

直接行動で社会を変える−−ウォール街占拠運動から日本の脱原発運動

http://socialmovementunionism.blogspot.com/


この間、社会運動ユニオニズム研究会では、ウォール街占拠運動と日本の脱原発運動に焦点をあてて議論をしてきました。そこで、いずれにも共通する直接行動で社会を変える視点から2つの運動の展開と現状、そして、その連関についてをテーマに2つの研究会を企画しました。連続開催となりますが、ご関心あるみなさんのご参加を呼びかけます。

参加申込み:資料準備の都合上、開催日の前日までに事務局・高須宛に必ずご一報下さい。      
      b071429k(a)r.hit-u.ac.jp 
      (a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

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第24回社会運動ユニオニズム研究会
直接行動で社会を変える(1)
     —ウォール街占拠運動の展開と現在
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日 時:8月20日(月)18:30~20:30
場 所:明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー8階1084教室
テーマ:直接行動で社会を変える(1)—ウォール街占拠運動の展開と現在
トークゲスト: 高祖岩三郎さん(批評家/翻訳家、ニューヨーク在住)

ゲストの高祖さんは30数年にわたりニューヨークに在住して、翻訳や批評活動、社会運動に関与してこられました。準備段階からウォール街占拠運動に関与されてきた経験を踏まえて、ウォール街占拠運動とは何か、昨年11月15日の強制排除以後、占拠運動はどのように展開しているのか、そして、日本の脱原発運動との関連についてトークしていただきます。

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第25回社会運動ユニオニズム研究会
直接行動で社会を変える(2)
   —3.11以後の脱原発運動の展開とこれから
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日 時:8月25日(土)18:00~20:00
場 所:明治大学駿河台キャンパス・研究棟4階第1会議室
    (リバティータワーの裏の建物です)
テーマ:直接行動で社会を変える(2)—3.11以後の脱原発運動の展開とこれから
トークゲスト:木下ちがやさん(大学非常勤講師、この間の官邸前金曜デモのスタッフ)
       後藤悠一さん(一橋大学院生、この間の官邸前金曜デモのスタッフ)ほか

3.11以後、脱原発運動が燎原の火のごとく拡がっています。3月に300人で始まった毎週金曜日の官邸前での大飯原発再稼働反対行動は、6月、7月と拡大を続け、道路に溢れた巨万の人々が官邸前や国会正門前を占拠し、解放空間を創り出しています。

そこで、官邸前デモに参加している方々をゲストに、311以後の脱原発運動、特にこの間の街頭行動に焦点をあてて、これまでの展開と今後、この運動の持つ意味、若者たちの意識、そして、ウォール街占拠運動など世界各地の運動との連関についてトークしてもらいます。
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社会運動ユニオニズム研究会
主 催:明治大学労働教育メディア研究センター
Labor Now、一橋大学フェアレイバー研究教育センター
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2012年6月14日木曜日

☆大原社研シネマ&トーク☆ ウォール街の占拠と直接民主主義


法政大学の多摩校舎で、LaborNow制作のビデオ上映とトークを予定しています。
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☆大原社研シネマ&トーク☆
ウォール街の占拠と直接民主主義
日時:2012627日(水)17時~19
会場:法政大学多摩キャンパス・エッグドーム5階ホール

★☆プログラム☆★
開場:17
1710分~
研究所の紹介を兼ねたあいさつ
原伸子(法政大学大原社会問題研究所所長)
1720分~
ウォール街占拠運動の説明 
 青野恵美子(映像制作者)
1730分~
映画2本上映
「ウォール街占拠2011 (Occupy Wall Street 2001)
(制作 Labor Now 13分)
「コンセンサス(直接民主主義@ウォール街占拠)」
(制作 Meerkat Media Collective 8分)
どちらの映画も日本語字幕付き
1810分~
 トーク&ディスカッション
 高須裕彦(一橋大学フェアレーバー研究教育センター)
青野恵美子
19時 終了予定
入場: 無料
対象:学生、市民。申し込み不要です。
直接会場にお越しください。


 「ウォール街を占拠しよう!」「私たちは99%だ!」と叫びながらウォール街の小さな公園に集まった人々。2011917日からはじまった占拠運動は、いまも続いている。ウォール街からマンハッタン郊外へ、そして全米の各都市へと拡がりながら・・・。
 占拠運動とは何か? 参加している人たちの素顔とは? 2本のショート・ビデオをとおして、現地の運動について報告する。


連絡・お問い合わせは 法政大学大原社会問題研究所
           Tel: 042-783-2306  Fax:042-783-2311
           e-mail: oharains@adm.hosei.ac.jp
リーフレット
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/notice/eizo12.pdf

交通アクセス
http://www.hosei.ac.jp/access/index.html

キャンパス案内
http://www.hosei.ac.jp/campus/tama/index.html

2012年5月23日水曜日

ウォール街占拠運動~労働運動が学ぶべきものは何か

第22回社会運動ユニオニズム研究会のご案内

http://socialmovementunionism.blogspot.jp/
日 時:2012年6月9日(土)13:30~17:30
会 場:明治大学駿河台キャンパス・研究棟2階第9会議室

テーマ:ウォール街占拠運動~労働運動が学ぶべきものは何か
報告者:マット・ノイズさん(LaborNow運営委員、明治大学特任講師)
通訳:山崎精一(LaborNow共同代表、明治大学労働教育メディア研究センター客員研究員)

共 催:一橋大学社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
明治大学労働教育メディア研究センター
Labor Now

参加申込み:資料準備の都合上、6月8日までに事務局・高須までご一報下さい。
h_takasu(a)jca.apc.org
(a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

*質問項目を送って下さい:この点を聞きたいという点がありましたら、質問項目を5月30日までに事務局・高須までご一報下さい。その質問をもとに事前に現地の活動家・研究者とやり取りしたインタビュー・ビデオを上映する予定です。

*当日は、Ustreamを使った中継を予定しています。
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2011年9月17日にスタートしたウォール街占拠(OWS)運動は、「私たちは99%だ」をスローガンに、他の社会運動や労働運動を巻き込みながら爆発的な勢いで、2ヶ月間の占拠運動を続けました。11月15日の強制排除後は、各地域や様々な運動の中にオキュパイ(占拠)運動を広げ、運動を持続・拡大しています。5月1日のメーデーでは全米主要都市で、移民労働者や労働組合と共に大規模なデモ行進を行いました。

OWS運動は、労働運動をはじめ、既存の様々な社会運動に、大きなインパクトを与え、従来の社会運動のあり方そのものの変革を進めようとしています。その重要なポイントはコンセンサス・モデルと言われる合意形成重視の運動論です。指導者たちが集まって運動方針を決めて、目標に向かって、大衆(労働者)を動員する方法ではなく、誰でも参加できるジェネラル・アッセンブリー(総会)を開いて、時間がかかっても議論を尽くして合意を形成して、運動を進めています。

そこで、次回研究会では、既存の労働組合運動の運動論と大きく異なるOWS運動がアメリカ労働運動にいかなる影響を与えているのか、労働組合はOWSU運動から何を学ぶべきかを、マット・ノイズさんからご報告いただき、議論したいと思います。ニューヨークでOWS運動に関与している活動家・研究者と事前にやり取りしたインタビュー・ビデオの上映も予定しています。

マット・ノイズさんは、ニューヨークの組合民主主義協会(Association for Union Democracy)の運動に関わってきた活動家で、5月はじめにシカゴで開催されたレイバーノーツ大会にも参加されています。なお、ノイズさんは原則として英語で発言しますが、逐語通訳をいれます。

ご関心あるみなさんのご参加を呼びかけます。

2012年5月14日月曜日

フクシマ原発震災~被災者の声をたどる旅



フクシマ原発震災~被災者の声をたどる旅


 制作:Labor Now 35分

http://www.youtube.com/watch?v=9y0pN3rv45s

制作の呼びかけで集まった4人の即席チームが震災から3か月後の6月、会津、郡山、いわき、で被災者に出会い、話を聞いた。日本語版DVDは2000円+送料で販売しています。

問い合わせ:labornow(a)jca.apc.org まで[(a)を@に置き換えて下さい]

2012年5月4日金曜日

2012 May Day Rally in Chicago/2012 シカゴメーデー集会

Japanese labor actvists visit Chicago to attend Labor Notes Conference now. They participated in the May Day rally and Oidon made an address. Interpreter:Chie Matsumoto; Camera: Matt Noyes.
Labor Notes大会参加のためにシカゴを訪れている日本からの訪問団のシカゴメーデー集会でのあいさつ映像です。発言者はオイドン、通訳は松元千枝、撮影はマット・ノイズです­。

http://youtu.be/hR47cLqxRCM

2012年4月7日土曜日

4/27「日・独・仏・EUとの比較から有期労働契約法制を考える」研究会


第21回社会運動ユニオニズム研究会のご案内


3月17日に開催しました「有期労働契約法制と『有期』という働き方を考える」研究会では、多数の方が出席され、有期契約労働者の雇用を安定させ、権利を確立させていくには何が必要か、今回の労働契約法改定は現場にどのような影響を与えるのか、などについて活発に議論を行いました。特に、有期労働契約で働く当事者から「無期契約への転換制度は、5年までの雇い止めを増加させるのではないか」「転換が進まず副作用の方が多く出るのではないか」など危惧の声が出ました。

3月23日には、2月に出された法案要綱に沿って労働契約法改定案が閣議決定され国会に提出されました。

そこで、次回研究会では、独・仏・EUなどの有期労働契約規制と比較しながら、今回の労働契約法改定案について、継続して議論したいと思います。ご参加下さい。
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日・独・仏・EUとの比較から有期労働契約法制を考える
日時:2012年4月27日(金)18:30〜20:40
会場:明治大学駿河台キャンパスアカデミーコモン9階309E教室
地図:http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
報告(1)労働契約法改定案の概要:森崎巌さん(全労働省労働組合)  
  (2)日・独・仏・EUとの比較から有期労働契約法制を考える:       
       田端博邦さん(元東京大学社会科学研究所教授、比較労働法)
共 催:一橋大学社会学研究科フェアレイバー研究教育センター    
    明治大学労働教育メディア研究センター     
    Labor Now
参加申込み:資料準備の都合上、4月25日までに事務局・高須にご一報下さい。
      b071429k(a)r.hit-u.ac.jp    (a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

2012年4月1日日曜日

4/29上映とトーク『ロス暴動の真実―コリアタウンはなぜ襲われたか―』


【上映とトーク】「ロス暴動」から20年~多民族・多文化共生を考える
………………………………………………………………
ドキュメンタリー映画『ロス暴動の真実―コリアタウンはなぜ襲われたか―』
(2008年・78分・日本字幕)

1992年4月、米国ロサンゼルスで「ロス暴動」が発生。
当時、黒人がコリアンタウンを襲撃、というニュースが世界中を駆け巡ります。
しかし、マス・メディアが伝えたのは、歪曲した事実でした。

あれから20年。
在米コリアンが制作したドキュメンタリー映画をとおして、ロサンゼルス暴動の背景と事実をみつめます。

さらに、現在の日本における多民族・多文化共生についても考えたいと思います。

上映当日は、ロス暴動の直後に現地を取材された、ノンフィクション作家の高賛侑さんに解説していただきます。

………………………………………………………………
日時:2012年4月29日(日)13:30~17:30
会場:明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン9階309A教室

映画:『ロス暴動の真実―コリアタウンはなぜ襲われたか―』(2008年・78分・日本語字幕)
原題:Clash of Colors: the LA Riots of 1992
制作:DDK Productions
講師:ノンフィクション作家・高賛侑(コウ・チャニュウ)さん

参加:無料
※資料準備の都合上、参加ご希望者は、下記までご連絡ください。
連絡:labornow(at)jca.apc.org (at)を@に置き換えて送信下さい。
主催:Labor Now

2012年3月5日月曜日

有期労働契約法制と「有期」という働き方を考える

第20回社会運動ユニオニズム研究会のご案内

現在、雇用労働者の3分の1以上、約1700万人がパートや契約、嘱託、派遣などの「非正規」と呼ばれる雇用形態で働いています。そして、その多くが「有期労働契約」という労働契約の期間を定めて働いています。定年までの雇用継続が予定されている正社員とは異なり、有期労働契約は、契約期間満了後の雇用の継続(契約の更新)がなされるのか否かが長年に問題となってきました。有期契約で働く労働者の多くが、雇い止め(契約満了で雇用を打ち切ること)を恐れて、有給休暇の取得すらできない、権利主張ができない状態に置かれてきました。有期労働契約故の雇用の不安定さをどう解消し、権利を確立できるかが、課題となってきました。


有期労働契約をめぐっては、厚生労働省の有期労働契約研究会が2010年に報告を出し、労働政策審議会が審議の結果、2011年12月に建議を出しました。建議では、(1)有期労働契約の長期にわたる反復・継続への対応として、有期労働契約が5年を超えて反復更新された場合には、労働者の申出により期間の定めのない労働契約に転換させる仕組みを導入すること、(2)「雇止め法理」の内容を制定法化、(3)期間の定めを理由とする不合理な処遇の解消などについて、次期通常国会における労働契約法改正をはじめとする所要の措置を講ずことが適当であるとしています。


特に無期契約への転換制度は、まったく新しい法制度を創出するものです。無期契約への転換が促進されるのか、5年を超える以前の雇い止めを誘発するのか、制度の効果を、現実の有期契約の実態を踏まえながら慎重に検討する必要があります。


そこで、次回研究会では、有期労働契約という働き方の実態を踏まえつつ、求められる有期労働契約法制と労働契約法改定について、議論したいと思います。
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有期労働契約法制と「有期」という働き方を考える
日時:2012年3月17日(土)13:30〜17:30
会場:明治大学駿河台キャンパス研究棟2階第9会議室
地図:http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
報告(1)有期労働契約法制と労働契約法改定について(仮題):宮里邦雄さん(弁護士)
(2)有期労働契約の類型と労働契約法改定の影響について:森崎巌さん(全労働省労働組合)
共 催:一橋大学社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
    明治大学労働教育メディア研究センター Labor Now
参加申込み:資料準備の都合上、3月15日までに事務局・高須にご一報下さい。
      b071429k(a)r.hit-u.ac.jp    (a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

2012年2月10日金曜日

ビデオ「ウォール街占拠2011」


2011年11月初めのウォール街占拠運動を活動家たちへのインタビューを通じて描く。

 「ウォール街占拠2011/Occupy Wall Street 2011」

 日本語字幕版13分(Japanese subtitle version/13 mins)
制作:Labor Now labornow(at)jca.apc.org
撮影・編集:青野恵美子
取材:高須裕彦
協力:マットノイズ、山崎精一

  

http://youtu.be/INtHFqv5Y7M

2012年1月24日火曜日

報告会:ウォール街占拠(OWS)運動について


第19回社会運動ユニオニズム研究会のご案内

昨年9月17日に始まったウォール街占拠(OWS)運動は、ニューヨークから全米各都市へ、世界へと拡がっています。OWSのスローガン「我々は99%」は、多くの人々の共感を得ています。1%である世界を支配する金融機関や富裕層に対する闘いとして、労働運動や様々な社会運動と合流しています。OWS運動は広場を占拠し、「ジェネラルアッセンブリー」を通じた徹底した直接民主主義の実践によって、社会運動のあり方そのものの変革を求め、社会的諸関係の変革をもめざしています。

次回研究会では、11月にニューヨークで3週間にわたりOWS運動を調査してきた青野さん、高須さん、12月に、レストラン機会センター(ROC)が主催したレストラン労働者国際会議に参加し、ニューヨークにも立ち寄って来られた河添さんの報告を受けて、アメリカの新しい社会運動と労働運動について議論します。

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日 時:2012年2月4日(土)13:30~17:30
会 場:明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン309H教室

テーマ:アメリカの社会運動ユニオニズムの現状

報 告:ウォール街占拠(OWS)運動と労働運動について
青野恵美子さん(明治大学労働教育メディア研究センター、Labor Now)
高須裕彦さん(一橋大学フェアレイバー研究教育センター、Labor Now)
レストラン機会センター(ROC)とレストラン労働者国際会議について
河添誠さん(首都圏青年ユニオン)

共 催:一橋大学社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
    明治大学労働教育メディア研究センター
    Labor Now

参加申込み:資料準備の都合上、2月2日までに事務局・高須までご一報下さい。
b071429k(a)r.hit-u.ac.jp  
(a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

社会運動ユニオニズム研究会


ビデオ「17歳のレボリューション〜ウォール街を占拠しよう①」